5月、取材で北海道苫前の三毛別羆事件現地へ行った。
ひとりで。
大正時代に発生したヒグマによる7名の食害事件。
詳しく知りたい人はウィキとか小説の羆嵐を読んでもらいたい。
ここは一本道を延々20キロ、アスファルトから砂利道にかわり、道の終わりにある。
人っ子一人いない。ここに行き着く道の入り口から20キロ、誰にも会わなかった。
怖かった。カメラではヒグマと戦えない。
三毛別の人食いヒグマは女性だけ食べたらしい。おそらく最初に女性の肉の味をおぼえたのだ。
もしも自分が食われたら、その熊はマイナーな漫画家だけを好んで食べるようになるだろう。
ひとりで。
大正時代に発生したヒグマによる7名の食害事件。
詳しく知りたい人はウィキとか小説の羆嵐を読んでもらいたい。
ここは一本道を延々20キロ、アスファルトから砂利道にかわり、道の終わりにある。
人っ子一人いない。ここに行き着く道の入り口から20キロ、誰にも会わなかった。
怖かった。カメラではヒグマと戦えない。
三毛別の人食いヒグマは女性だけ食べたらしい。おそらく最初に女性の肉の味をおぼえたのだ。
もしも自分が食われたら、その熊はマイナーな漫画家だけを好んで食べるようになるだろう。
自分がまだ札幌にいたころは夜中に心霊スポットへ、よく行ったものだ。
ここにも行っていたらダントツで怖かったんじゃないだろうか。もちろん別の意味で。
ここにも行っていたらダントツで怖かったんじゃないだろうか。もちろん別の意味で。
小屋の中はつまらないものしかない。
デカ過ぎる。事件の記録では体重が380キロとなっているので、これは大げさだ。
下の写真は苫前の郷土資料館に展示されている北海太郎と名付けられたヒグマの剥製。
幻の巨熊と呼ばれていた。
昭和55年。ベテランのハンターが8年の追跡の末、ようやく射止めたらしい。
そっと帽子を乗せてみる。
体重は500キロ。
500キロでこれだから、やっぱり上のクマ像は大げさだ。
下の写真は苫前の郷土資料館に展示されている北海太郎と名付けられたヒグマの剥製。
幻の巨熊と呼ばれていた。
昭和55年。ベテランのハンターが8年の追跡の末、ようやく射止めたらしい。
そっと帽子を乗せてみる。
体重は500キロ。
500キロでこれだから、やっぱり上のクマ像は大げさだ。
この剥製サイズのクマ像を例の小屋の中に入れといたほうが怖いだろう。
ちなみに三毛別羆事件で人食い熊を撃ち取ったのは日露戦争帰りの元兵士だ。
ちなみに三毛別羆事件で人食い熊を撃ち取ったのは日露戦争帰りの元兵士だ。
北海太郎の剥製がある資料館には三毛別事件のジオラマも展示されている。
すごいセンス。
どういうつもりでリカちゃん人形の顔を灰色に塗ったのだろうか。モノクロの世界観を表現したかったのだろうか。
笹を小さくすれば少しはマシになると思う。このままではゴミにしか見えない。
苫前からさらに北へ北へ。最北端に向かった。
いけどもいけども、この景色。