野田サトルのブログ
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キムンカムイ

9/24/2015

 




連載開始前、
登別にあるクマ牧場へ行ったときの画像を載せる。この時はひとりじゃない。カメラマンの松田氏と行った。
この動物園は登別温泉街のど真ん中からロープウェイに乗って山の頂上にある。

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時期は四月で、小熊がいた。
熊は冬に子供を産むので、春に行けば小熊が見られる。誰か産んでいたらの話しだが。
可愛かった。

こんな可愛い小熊なのに














こうなる。
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カメラマンの松田氏と、ひと袋200円の餌をたくさん買って
交互に投げ合い、くちを開けたところを撮影した。

作中や1巻の表紙のヒグマの絵はこうした努力で描かれている。

今回四巻から単行本に名前を入れさせてもらったが
作中に使った背景はカメラマンの松田氏と
北海道在住フリーカメラマンの門馬敬行さんが撮影した動植物の写真が多く使われている。
他にも北海道にいる兄や妹にも写真を撮りにいってもらうなど本当にたくさんの方の協力で作品が作られている。





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キムンカムイ「山の神」だけに、まさしく神セブン・・・・つってね










クマ牧場の中には世界で唯一のヒグマ専門の博物館がある。

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展望台からは日本屈指の透明度のクッタラ湖が見える。
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ほかにもアイヌ生活資料館があり、
明治初期のアイヌの生活様式を再現した
「ユーカラの里」という施設もある。
※10月21日~4月末まで閉村

いくつか並んでるチセ(家)のなかに民芸品を作っておられる白い髭をたくわえた主人がいた。
その方は観光客向けに
木彫りの人形や
イナウという木を削ったお守りなどのキーホルダーやストラップをその場で作って売っていて
大体2000円前後の商品が並んでいた。
その中に見つけたのがこのメノコマキリ。
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値札には1万2000円と書いてあった。
いいものを見つけたと思い、「これください」と店の主人にいうと
その方がハッと息を飲んだのがわかった。
「・・・これを買うやつが現れた!!!」といった感じだろうか。

主人「・・・それ高いよ?」
と、おそるおそる確認してきたので
「ええ、1万2000円ですよね?」と答えると、喜んでいただき
あれこれとメノコマキリの話をしてくださった。
このメノコマキリは作中でアシリパさんが使っている。
登別クマ牧場へ行った際は是非、手に入れて欲しい。同じデザインのものがあるかも知れない。
後で知ったことだが、そのヒゲのご主人は貝澤貢男さんという高名な方のようでした。
http://www.bearpark.jp/sisetsu/yukara/index.htm



帰りもロープウェイで下るのだが、そこから「ホテルまほろば」が見えて
一緒にいたカメラマンの松田氏が興奮していた。
松田氏は「水曜どうでしょう」が好きで、
大泉洋が
「まほろば最高!!」と幾度も言っていた
あの「まほろば」が目の前にあったためである。
道産子じゃない人間に「水曜どうでしょう」が好きと言われると、なんとなく嬉しい。
道民の内輪ウケではなかったのだなというのが確認できるからかもしれない。
大泉洋が初めて全国区の番組に出た瞬間をおぼえてる。
あれはたしかパフィーの番組だったか。安室奈美恵などもいた記憶がある。
その中に上下ジャージ姿の大泉洋が登場した時ほど
全道民がテレビの前で固唾を飲んだ瞬間はなかったのではないか。




まほろばを見て興奮してる
松田氏を温かい目で見た。
東京に戻り、数日たって
松田氏が撮影してくれた分の資料が届いた。
アイヌの民具や熊の資料写真。
たくさんの資料の最後に入っていた写真がこれ。









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「いらねえよ」と舌打ちした。








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    週刊ヤングジャンプ
    「ゴールデンカムイ」連載中

    既刊
    「スピナマラダ!」全6巻

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